じんましんはカラダからの危険信号?原因と症状

ただのじんましんと思いがちですが、実はカラダが危険を知らせてくれている場合もあるのです。自分はよくじんましんが出るから、いつもの事だと思って放っていませんか?じんましんの原因を詳しく知り、適切に対処していきましょう。

じんましんはカラダからの危険信号?

じんましんについて、どれ程の知識があるでしょう。じんましんはその多くが突発的におきるものなので、初めてじんましんが出た人の多くは、その症状に驚き医師の元へ駆けます。

 

しかし何度かじんましんが出ている人は、放って置いてもすぐにひくからと気にしない人が多いのです。確かにほとんどのじんましんは通常数時間~数日、長くても1ヵ月で引くものです。

 

しかし、その症状が1か月たってもおさまらず1ヵ月以上続くものを慢性じんましんといいます。ずっと痒みと戦うのはとても辛い事です。さらになかには命に係わるじんましんもあるのです。じんましんはカラダからの危険信号を伝えているものと言えるでしょう。あまり軽視せずに原因を探り適切な対応をしていきましょう。

じんましんとは?

でははじめに、じんましんとはどんなものなのかを紹介したいと思います。じんましんがどんなものかを知っておくことで、急性じんましんが出ても慌てずに対応出来るようにしましょう。

紅斑を伴う膨疹

じんましんは、肌の表面に赤の斑点ができることからはじまり、次第に膨疹(ぼうしん)と呼ばれる赤いふくらみがあちこちに現れてきます。この膨疹の大きさは一定ではなく、2ミリほどの物から10センチを超えるものまで様々です。

 

またその形もまちまちで、円形のものもあれば楕円形に広がるものもあります。いったん消えたと思ってもまた出てきたり、部位を変えて出てきたりするというのも特徴です。

激しいかゆみ

じんましんはほとんどの場合、激しいかゆみを伴います。中にはチクチクしたような痛みを感じる場合もあります。かゆみが強い場合、ついかき壊してしまいそうになりますが、傷ついた皮膚から雑菌が入ると化膿してしまうので、かき壊さないように注意しましょう。

 

じんましんの原因と危険度

じんましんはカラダからの危険信号であると伝えましたが、危険の度合いはどの位あるもでしょうか。実はじんましんの出る原因は1つではないのです。今回はカラダに及ぼす危険度をランク別に見ていきましょう。

咽頭浮腫《危険度★★★★》

咽頭浮腫(いんとうふしゅ)とよばれているじんましんは、強いアレルギー症状であるアナフィラキシー症状の1つで、のどぼとけの内部の粘膜が腫れてしまいます。そのことで気管が狭くなり呼吸困難をおこしてしまいます。

 

とても危険な症状で、急に腫れあがった場合は呼吸が出来ず窒息してしまうこともあるのです。アナフィラキシーによるじんましんは、呼吸が苦しくなったり、目のかゆみなどの粘膜の症状が併発します。

アレルギー性じんましん《危険度★★★☆》

アレルギー性のじんましんは、アレルゲンとなる食べ物・植物・生き物などに接触する事で2時間以内に出てくるじんましんの事です。通常のじんましんのように自然に消えていくものですが、まれに急な血圧の低下によって、意識を失うアナフィラキシーショックをおこす場合もあるので注意が必要です。

 

また、同じアレルゲンに接触することでじんましんも再発します。この再発を何度か繰り返すと症状が重症化してきます。

寒冷じんましん《危険度★★☆☆》

寒冷じんましんとは寒さによって引き起こされるじんましんの事です。血管の近くにあるマスト細胞というものが、急に寒さを感じることで刺激を受けかゆみを増し、血管を広げる「ヒスタミン」という化学物質を作り出してしまいます。

 

結果、ヒスタミンはかゆみをひき起こし、血管を広げることで血液内の血漿(けっしょう)という液体成分が血管の外に漏れてしまい、じんましんが出てしまいます。寒冷じんましんは、血液系の病気との合併が多く、がんや悪性リンパ腫などの大きな病気のシグナルの場合もあるのです。

非アレルギー性じんましん《危険度★☆☆☆》

非アレルギー性じんましんは、アレルギー性の物とは異なり、刺激や発汗などで出てくるじんましんです。発汗、摩擦などの刺激、強い圧迫などがマスト細胞を刺激し、ヒスタミンを出します。このことが原因でじんましんが出るのです。

 

発汗が原因の場合は、小さな粒状のじんましんが出て、摩擦などの刺激や強い圧迫が原因の場合は刺激を受けた部分にそってじんましんが出ます。

ストレスによるじんましん《危険度★☆☆☆》

アレルゲンに接触した訳でもなく、刺激も受けていないのにじんましんが出た場合は、ストレスが原因になっているかもしれません。このストレス性のじんましんの多くは夕方や夜によく出やすいという特徴があります。危険度は少ないですが、ストレスを放って置くと症状はどんどん悪化してしまうものです。

じんましんの症状

身体にできるじんましん

身体に出るじんましんについては、色々な原因が考えられます。アレルギー性のもの、冷えによるもの(冷えた箇所)、刺激によるもの、汗によるもの、そしてストレスによるもの。それらは確実にここに出るという部位が決まっている訳ではなく、皮膚上のあらゆる所に、紅斑や膨疹として出ます。

顔にできるじんましん

身体に出るじんましん同様、あらゆる原因が考えられますが、特に口の中や舌が腫れたり、まぶたが腫れたりと粘膜系にじんましんが出ている場合は、アナフィラキシーである可能性があるので注意深く観察し、医師に相談しましょう。

お酒を飲んだ時のじんましん

アルコールを摂取したときにじんましんが出る人は、アルコールそのものにアレルギーを持っている可能性があります。身体や顔などのどこにでも出る可能性があり、紅斑や膨疹が出ます。中にはアルコールによって血流があがり、寒冷アレルギーのようにカラダの温度変化によって出る、温熱じんましんの場合もあります。

子供のじんましん

子供は免疫機能が未発達なので、少しの刺激でじんましんがおきやすいです。大人同様に急性のじんましんが多く、疲れただけで出てしまうケースもあります。また公園で遊んだ時に虫に触れたり、草木に触れたりすることで出たりもします。

 

近年は食物アレルギーを持つ子供が増えてきていて、中でも小麦、卵、牛乳、落花生、ソバが5大アレルゲンと呼ばれ、これらの食物を摂取、または触れたときにじんましんが出る場合が多くあります。ひどいときは膨疹のじんましんがつながり、全体的にはれあがるときもあります。

慢性じんましん

急性のじんましんが多いと述べてきましたが、じんましんには慢性的じんましんも存在します。発症してから1ヶ月以上経過しても治らずに、痒みを繰り返し感じてしまうものです。

原因

慢性じんましんの場合、原因を特定するのはとても困難です。しかしその多くはストレスによって悪化し、症状が長びいてしまうのです。

症状

慢性じんましんのほとんどが、夕方や夜にひどくなり朝には少し軽減しているものです。このような症状を毎日繰り返していくのです。慢性の場合かゆみが続くことで、かき壊して皮膚を傷つけてしまったり、化膿させてしまうケースが多いです。

繰り返す原因

繰り返しじんましんが出るのは、継続したストレスや、甲状腺の疾患、肝炎などの内臓関係の病気という場合もあります。内臓系の病気の場合はじんましんのほかに、全身に怠惰感を感じたり、発熱などを併発します。

じんましんの治し方

じんましんが実際に出た場合はどのように対処すればいいのでしょうか。危険度の高いアナフィラキシー症状の場合はすぐに医師の判断を仰ぐようにしましょう。

冷やす

じんましんは痒みをともなっています。カラダが温まると血流があがり痒みが増してしまうので、基本的には冷やします。入浴やシャワーなども避けた方がいいでしょう。しかし寒冷じんましんの場合は冷やさないようにします。

刺激を与えない

じんましんが出ているときは、服の摩擦によっても痒みがますので、出来るだけゆったりした服装になり刺激を与えないようにします。横になるなど出来るだけリラックスした状態で安静に過ごしましょう。

薬を使う

じんましんの症状を和らげてくれる薬は市販されています。抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬等を使用します。ご使用に関してはお近くの薬剤師に自分の症状を伝え、相談するようにしましょう。

 

かゆみが強く、かき壊しをしてしまいそうな場合はステロイド外用剤をすすめられることもあります。かゆみが軽減しストレスによるじんましんの継続を防いでくれます。

 

またすでにかき壊して皮膚に傷をつけてしまった場合は、菌を防ぎ炎症を抑えるように抗生物質入りのものを使用します。

慢性化する前に病院で受診する

じんましんで辛いものは慢性化し、長い間痒みを感じてしまうことです。市販の薬も出ていますが、じんましんがひどい時や繰り返しおこってしまう場合、また不安を感じる場合は慢性化する前に病院で適切な処置をしてもらいましょう。

じんましんの原因を知り上手につき合おう

じんましんは痒みをともない、皮膚に膨疹をともなうつらい症状です。まずは自分がなぜじんましんが出るのかを知り、その原因を取り除くことが重要です。じんましんを何度も繰り返す事がないように上手に付き合っていきましょう。


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